■ 大口子どもカレッジ2024 第2回 (2024/8/25)
今回の講座の参加者は12名でした。
最初に藤田先生から今日の講座について、説明をしていただきました。講師は消化器内科医の村野先生で、なんと今日は大阪から大口町まで来てくださいました。村野先生は、自らの手で人を助ける仕事がしたいとの思いから医師になられたそうです。
今日のテーマは、「からだの働きを知ろう!」で、お医者さんから体の仕組みを教えてもらったり、自分の体の音を聞いたりします。
講座では、まず心臓の働きについて村野先生から教えてもらいました。続いて実際に聴診器で自分や隣の人の脈や心臓の音を確認しました。脈と心臓の音には違いがあることを実際に聴診器で聴いてみた感想などを隣の人とお互いに言い合って自分が感じたことを相手と共有しました。
聴診器を当てているときに大きな声を出すとすごく耳に響くのでお医者さんに診察してもらうときにも注意しましょう。また、大人になるとまた心臓の音が違ってくるので、これによって病気を発見できるそうです。音だけで病気を発見できるとはすごいです。
最初は聴診器の使い方に慣れなくて、音が聴こえない、耳が痛いなど困ったこともありました。でも、徐々に慣れていき、短時間で子どもたちみんなが聴診器を使いこなせるようになりました。慣れれば楽しいもので、みんなの顔が使い始める前よりも明るく見えました。
続いて、消化器について教わりました。まずはだ液について、みんなは何か食べるとだ液が出ることを知っていますが、だ液と食べたものが混じると、食べたものを糖に変える働きがあるそうです。糖は生きるために必要な栄養で、糖を体に吸収しないと活動が難しくなります。「よく噛んでたべましょう」とよく言われますが、こういう理由があったからなんですね。
だ液の次は、消化器の種類について、教わりました。ここでは、紙に描かれた消化器官をハサミで切り取り、人の体のどこにその消化器があるかを考えて、人の絵の上に並べてみました。
村野先生は、胃と小腸の間にある十二指腸が特に重要で今回の工作でがんばって表現したかったところと強調されていました。並べ終わったあと、各消化器についての説明をクイズで楽しく学びました。
例えば、だ液、胃液、十二指腸の消化液は一日にどれくらい出るかなどの問題に活発に答えました。思っていたより多かった、少なかったとそれぞれ思うところがあったみたいです。反響があったクイズは、小腸の長さと面積に関するもので、なんと小腸は6〜7メートルもあり、消化吸収するひだの部分を含めると面積にしてテニスコート一面分もあるようです。そんな大きな消化器が体の中にあるなんて驚きました。
最後に今日の講座を振り返って、みんなと感じたことをシェアリングして、第2回子どもカレッジの講座を無事に終了しました。